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子牙官を棄つ
中籤
籤詩
あたかも仙鶴が、俗世の籠を出るかのようだ籠を抜け出せば、どの道もすべて通じている南も北も東も西も、遮るものは何ひとつない君の思うまま、まっすぐ九霄の宮へ昇ってゆけ
原文: 宛如仙鹤出凡笼 / 脱得凡笼路路通 / 南北东西无阻隔 / 任君直上九霄宫
故事
姜子牙は三昧の火で妖の正体を焼き出し、紂王から下大夫に封じられました。妲己にそそのかされた紂王が鹿台の造営を命じると、彼は面と向かって王の淫らな政を責めます。処刑を命じられた彼は水を使って逃げのび、官を捨てて朝廷を離れ、西岐へ向かいました。その官位を手放したことで、かえって天地は広くなったのです。
解説
仙鶴が籠を離れる卦で、何事も凶が先で吉が後です。鶴はもともと籠に入れておく鳥ではなく、いったん出てしまえば東西南北どこにも道が通じ、まっすぐ天の高みまで飛んでいきます。この籤の要は、抜け出すという一字です。今の行き詰まりの多くは、あなたを縛る地位や関係や肩書きから来ています。そこを離れるのは危うく見えて、実は解き放たれることです。辛い時期を越えたのち、才はようやく世に用いられ、思うぞんぶんに振るえるようになります。
項目別の解説
財運
塩漬けの局面は過ぎ、利の出る側へ移っていきます。成果は少しずつ育つので、力を蓄えてから動き、今あわてて手放さないでください。
縁談
長い寂しさは、冬に暖かい流れが差すように変わります。良縁は東南の方角から訪れ、涼しくなる頃に心の通う人と出会えます。
仕事
数え切れない辛酸を経て、才がようやく世に迎えられます。今の職に縛られているのなら、離れたほうがどの道も開けます。
健康
危うさは次第に遠のき、病状は良い方へ向かい、良医に出会って心も落ち着きます。願をかけたなら、忘れずに果たしてください。
旅行
海を渡る暮らしは骨が折れますが、励んで営めば必ず腕を振るう場が得られます。故郷を離れて天地を開くのに良い籤です。
アドバイス
あなたを閉じ込めている籠は、たいてい自分がまだ手放せずにいるものそのものです。