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蘇秦志を得る

中籤

籤詩

道行く人につまずかされ、この息は呑みくだしがたいにわかに禍い事が起きたなら、近寄ってはならない巣が壊れて、林の鳥には宿るところがない奥深いところを探して、静かに身を落ち着けるがよい

原文: 行人跘曰气难吞 / 忽有灾事勿近前 / 巢破林鸟无所宿 / 可寻深处稳安身

故事

蘇秦は秦王に十二度も書を上げながら用いられず、みじめな姿で洛陽へ帰りました。妻は機から下りず、兄嫁は飯も炊いてくれません。巣を壊された林の鳥のように宿るところもなく、彼は戸を閉ざして兵書を読みふけり、眠気は錐で股を刺してこらえました。のちに六国の宰相の印を帯びたのは、あの奥深い静けさから出てきた成果です。

解説

鳥が林を離れる卦で、何事も最後には心にかなう形になります。今は呑みくだしがたい一息があるでしょう。人と衝突し、軽んじられ、胸がつかえるのです。この籤は二つのことを告げます。ひとつは、面倒事が起きたら近寄らないこと。おかしな場に出くわしたら迂回し、その場の勝ち負けを争わないことです。もうひとつは、巣が壊れたのなら元の場所で待たず、静かで奥まった落ち着き先を探すこと。力を自分に向け直せば、結局は望みどおりになります。

項目別の解説

財運

求財はまずまずですが、悪材料が出ているうちは手を出さないでください。争いの渦中で決めず、明るさが見えてから動きましょう。

縁談

婚姻は滞りがちで、その根はたいてい口の行き違いにあります。良い言葉をかけ、善い行いを重ねれば、縁は自然と改まります。

仕事

同業との争いでは傷を負いがちで、正面からぶつかるより引くほうが得です。退いて自分を厚くすれば、次の勝ち目が育ちます。

健康

妙な不調が急に出たら、果たしていない願かけがないか思い返してください。祈願と静養が、走り回るよりずっとよく効きます。

旅行

遠い土地での挑戦はあなたの願いですが、今は妨げが小さくありません。加護を願い、安らかな場所に腰を据えてから図りましょう。

アドバイス

この一息を今日呑みくだす必要はありません、もめ事を避けて静かな場所で自分を厚くしてください。