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葉夢熊帝に朝す

中籤

籤詩

愁いに寄せた眉も、しばし開けてくる雲を押しひらけば、喜びのほうから訪れるあたかも土くれの中に、玉が隠れているようだ目利きの職人が推挙して、塵の中から取り出す

原文: 愁眉思虑暂时开 / 启出云霄喜自来 / 宛如粪土中藏玉 / 良工荐举出尘埃

故事

明の葉夢熊は恵州の人で、嘉靖の頃に進士となりました。万暦二十年、寧夏で叛乱が起こり、兵部の長官が長く攻めあぐねます。そこで葉夢熊が軍を率いることになり、ついに城を破って乱を平定し、これより名は大いに高まりました。土に埋もれた玉は、目利きの職人がいてこそ掘り出されるのです。

解説

陰と陽が和合する卦で、企てるところはみな吉です。きつく寄せていた眉もひとまず開き、雲を払えば光が差し、喜びのほうから訪ねてきます。この籤で最も大切なのは、土くれの中に玉が隠れている、という一句です。あなたには他の人にない力が確かにあり、ただ今の境遇に埋もれているだけなのです。それを掘り出す目利きが要ります。ですから、自分の長所を表に出す工夫をしつつ、誰がその目利きなのかにも気を配ってください。

項目別の解説

財運

求財は成りますが、正当な道を行き、投機には触れないほうが損をしません。信用を大切に商う人ほど、客は積み重なっていきます。

縁談

悩ましい時期は過ぎ、仲を取り持ってくれる人が現れます。誠実な態度で近づけば、相手は思っていたよりずっと似合いだと分かります。

仕事

目の前にあるのは小さな障りだけで、除けば順調です。就職では、隠れている得意を必ず表に出し、見る目のある人に届けましょう。

健康

長年の持病は、根を突き止めてこそ改まります。祈願を添え、心の凝りに気づいていけば、症状もしだいにゆるんでいきます。

旅行

遠い土地では小さな困り事に遭いますが、どれも解けます。よその地で見る目のある人に出会えたら、そこが芽の出どきです。

アドバイス

埋もれている玉の角を先に磨いてください、そうしてこそ目利きの人があなたを見つけられます。