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李靖山に帰る

中籤

籤詩

身が安らぎ運の開ける時を、待ち望んでいるのだろう風の中に立てた灯火では、とても間に合わないそれよりは片づけて、奥の間に坐るがよい炎の揺れを免れ、静かなところでこそ明るく灯る

原文: 欲待身安运泰时 / 风中灯烛不相宜 / 不如收拾深堂坐 / 庶免光摇静处明

故事

李靖は隋の末から唐の初めにかけて、文にも武にも通じた名将で、衛国公に封ぜられました。民の語り伝えでは塔を捧げ持つ天王ともされ、姜子牙を助けて殷を滅ぼし周を建てたといいます。功を成したのちは権勢に恋々とせず、山に隠れて道を修めました。風の通り道の灯は光を保てず、奥の間に入れてこそ静かに明るいのです。

解説

風に灯火が揺れる卦で、何事も常を守れば吉です。身の安らぎや運の開けを問うあなたに、籤詩は率直に答えます。今のあなたは風の通り道に立てた蝋燭のようなもので、自分の身さえ危ういのですから、ここで強がるべきではありません。炎が吹かれて揺れるままにするより、片づけて奥の間に坐るほうがよいのです。静かなところでこそ明るく灯ります。動くより静か、攻めるより守り。身を落ち着けて時を待ってください。

項目別の解説

財運

求財はまだありますが、相場の上下に合わせて踊らないこと。今持っているものを静かに抱えていれば、日を重ねて実りが出ます。

縁談

情はほとんど冷えきり、いつ別れてもおかしくない状態です。今は無理に働きかけず、静かに守るほうが温度は戻ってきます。

仕事

今は職を求めるのに向きません。今の持ち場を守り、静かなところで芽を探すのが上策です。商いも守りを固め、淡々と続けましょう。

健康

身は風の中の灯のようで、健康が案じられます。家で静かに暮らし、走り回らず養生し、祈願を添えて心を落ち着けてください。

旅行

今は遠出の時機ではありません。生まれた土地に落ち着き、その場で道を探すほうが、風の中で灯をともすよりずっと確かです。

アドバイス

あなたは今、風の通り道に立つ一本の灯です、まず自分を屋内へ入れてこそ光は安定します。