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董卓呂布を収む

中籤

籤詩

限りない良い言葉を、君よ心に留めておけ賊を我が子と、見誤ってはならない目の前のわずかな甘さを、貪ってはならない幾年ののち、同じ景色を振り返ることを思え

原文: 无限好言君记取 / 却为认贼将作子 / 莫贪眼下有些甜 / 更虑他年前样看

故事

呂布は勇猛で、もとは荊州の刺史丁原を義父として仕えていました。董卓は丁原に幾度も勝てず、山ほどの金銀と名馬の赤兎を持たせて呂布を買収させます。誘いに耐えられなかった呂布は義父を殺して董卓に付き、賊を父と呼びました。のちには自分の欲のために董卓まで殺し、ついに身も名も滅ぼしたのです。

解説

賊を我が子と見誤る卦で、何事も本物と偽物が入り混じります。籤詩は千の言葉をひと言に縮めて忠告します。賊を身内と思ってはならず、目先の甘さのために先の道を誤ってはならない、と。今いちばんの危うさは力不足ではなく、善悪の見誤りと、利益に目がくらむことです。誤りはたいてい一手だけですが、その一手で盤全体が崩れます。以前に痛い目を見たことを覚えておき、贈らず受け取らず、目先の利を追わないでください。

項目別の解説

財運

相場の気配が良いときほど、頭に血が上りやすいものです。以前の教訓を思い出し、守って待ち、目先の利につられて罠に落ちないこと。

縁談

婚姻はまだ噛み合いません。欲だけを見て先を見なければ、のちに苦しみと災いを招きます。別れた人は互いに離れて静かに過ごしましょう。

仕事

職探しは長い目で見て、目先の小さな得を貪らないこと。経営は堅実に、経験と信用を積み上げ、投機には一切手を出さないことです。

健康

他人の経験は参考にとどめ、そのまま自分に当てはめないでください。祈願を添えて心を広く養い、出所の知れない処方は信じないこと。

旅行

海の向こうが良いかどうか、うまい話に惑わされないでください。今の場所で誠実に営んでも、同じだけの実りは得られます。

アドバイス

目先のこの甘さには代償があります、数年後に振り返って悔いないかを先に考えてください。