57
董仲 母を尋ぬ
中籤
籤詩
是と言い非と言う声は 耳を過ぎる風良き衣も良き禄も おのずから豊かなり君よ 当年の事を 心に留むるなかれ汝の思いは なお我が思いと同じきなり
原文: 说是说非风过耳 / 好衣好禄自然丰 / 君莫记取当年事 / 汝意还如我意同
故事
董仲は漢の董永と、地上に降りた天女との間に生まれた子です。母が天へ帰った後、幼くして母を失った彼は、成長して仙術を学び、空を飛べるようになって母を探し続けました。遠く太白山まで尋ね歩き、ついに七月七日の日に母の姿に出会い、生涯の願いを果たしました。
解説
是非をあげつらう噂話は、耳もとを吹き過ぎる風だと思って気に留めないでください。良い衣も良い実入りもおのずと足りるので、争って取る必要はありません。昔の出来事も握りしめなくてよいのです。あなたと相手の思いは、もともと同じ所を向いています。望みごとは互いに喜ばしい形で収まります。公のため人のために力を出せば、子が母のもとへ帰るような温かい助けが返ってきます。勘定を手放すことが、この籤の要です。
項目別の解説
財運
暮らしを安らかに保つだけの実入りがあり、衣食に不足はありません。噂につられて欲を起こさなければ安定します。
縁談
縁は幸いに満ちています。子が母を求めるように率直に接すれば結ばれ、その後も思いやりと寛さが支えになります。
仕事
仕事探しには引き立ててくれる人がおり、上の人も庇ってくれます。職場は落ち着き、先の見通しも明るいです。
健康
病には浮き沈みがつきものです。是非の声を風と受け流し、悩みを手放して気楽に暮らせば軽くなります。
旅行
遠くへ行かずとも今で十分です。生まれ育った土地で丁寧に営むほうが、かえって落ち着きを得られます。
アドバイス
噂は耳もとを通り過ぎさせて、本当にあなたを慈しむ人のもとへ帰ってください。