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三蔵法師 道を得る

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籤詩

朝も暮れも すべて仏の扶けによる危うきに逢うても 危うきに至らずもし貴き人の 引き導く所を得ばその時 財も宝も従いて来たらん

原文: 晨昏全赖佛扶持 / 须是逢危却不危 / 若得贵人相引处 / 那时财帛亦相随

故事

三蔵法師の一行は幾多の難を越えて霊山のふもとに至ります。凌雲の渡しには一本の丸木橋しかなく、法師は高さを恐れて渡れません。接引の仏が船頭に姿を変え、底のない舟を寄せました。乗った法師は水に落ち、助け上げられた時には古い身が脱げ落ちて生まれ変わった姿となり、ついに真の経を得たのです。

解説

朝も夕も見えない扶けに支えられ、危うく見えて実は危うくない、そんな一枚です。導いてくれる人が現れれば、財も後から付いてきます。今の境遇は平らかで、順風とは言えませんが凶でもありません。古いやり方を改めるのも悪くありませんが、敬う心を保ち、待つことに耐えるのが肝心です。水に落ちたその場所こそ、古い殻を脱ぐ場所でした。一時の恐れを堪えれば、その先の長い安らかさに変わります。

項目別の解説

財運

財は西の方角にあります。今は守りに徹し、導いてくれる人の指し示しを待ってから動くのが安全です。

縁談

苦しい時期は静かに待つほうが良いでしょう。人からの紹介や取り持ちによって、はじめて話がまとまります。

仕事

境遇は苦しくとも、持ちこたえていれば助けが現れ、行き詰まりを破る道がきっと開けてきます。

健康

観音の御名を静かに念じ、心を広く保ってください。病の中にもきっと転機が訪れてくれます。

旅行

道中に妨げがあります。仏の御名を唱えつつ慎重に支度をすれば、無事に旅を終えられるでしょう。

アドバイス

水に落ちることは災いとは限らず、そこが古い殻を脱ぐ場所です。