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馬前に水を覆す

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籤詩

遊ぶ魚は 碧き波の池にありしが四方を囲む網に 突き当たりたり思いめぐらせど 身を翻して出づる術なく事は末に至りて かえって是非を招く

原文: 游鱼却在碧波池 / 撞遭罗网四边围 / 思量无计翻身出 / 事到头来惹事非

故事

漢の会稽の人朱買臣は貧しく、薪を売って暮らしていました。妻は貧しさを嫌って去ります。買臣は五十歳で会稽の太守に任じられ、故郷へ錦を飾って帰りました。前の妻は悔いて元に戻りたいと願います。買臣は水を一桶、階の下にまき、この水を戻せたら復縁しようと告げました。覆水盆に返らずの言葉はここから来ています。

解説

澄んだ池を自在に泳いでいた魚が、四方から閉じる網に飛び込んでしまう形です。どう考えても身を翻して抜ける手立てがなく、あげくに面倒ごとを招きます。落ち着いて見える今の場所には、すでに罠が寄せられています。屋根の下に安んじていても、災いは思わぬ方から降ってきます。早く気づき、早く備えることが身を守ります。こぼれた水は戻りません。古い局面にしがみつくより、現実を認めて別の道を探してください。

項目別の解説

財運

目に映る利は実体を伴いません。投じればすぐ身動きが取れなくなるので、元本を守るのが最善です。

縁談

情はすでにもつれ、抜け出しにくくなっています。別れた方は離れられたことを幸いと考えてください。

仕事

出入りにはとくに用心してください。人があらかじめ仕掛けた罠に足を踏み入れないことが肝心です。

健康

治すほど具合が悪くなるようです。いったん止めて原因を調べ直し、見立て違いに気をつけてください。

旅行

四方に網が張られています。この旅は難儀が重なりますから、しばらく見合わせるほうが賢明です。

アドバイス

覆水を戻すことより、まず網から泳ぎ出ることを考えてください。