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孫臏 龐涓を討つ
下籤
籤詩
目の前の喜びは いまだ喜びにあらず危うくもなく されど安らかにもあらず肉を割きて瘡を補うは 何のためぞ旧きを守りて 時を待つに如かず
原文: 眼前欢喜未为欢 / 亦不危时亦不安 / 割肉补疮为甚事 / 不如守旧待时光
故事
戦国の世、孫臏と龐涓はともに鬼谷子に学び、孫臏の学は龐涓にはるかにまさりました。魏の将となった龐涓は妬みから孫臏を陥れ、その両足を断ちます。孫臏は狂を装って逃れ、斉に身を寄せ、後に兵を率いて魏を伐ちました。竈を減らして敵を誘い、馬陵の道に龐涓を引き入れ、無数の弩が一斉に放たれたのです。
解説
目の前の喜びは本当の喜びではなく、危ういとも安らかとも言えない、あいまいな時です。自分の肉を割いて自分の瘡を塞ぐようなことをして、いったい何になるのでしょう。この籤が戒めるのは、その場しのぎのために土台を削る振る舞いです。見た目を取り繕った分だけ、後で痛むのは自分自身です。今いちばん大切なのは、賭け金を増やすことではなく手を止めること。止まるべき所で止まれば、心もおのずと広くなります。
項目別の解説
財運
求財には向きません。旧きを守り、急いで進まないことです。速さを貪れば元本まで損ないます。
縁談
情は長続きしません。今は嬉しく見えても深く交われば悔いが残るので、よく見極めてからにしてください。
仕事
利が見込めるようで実は揺れています。退いて守るほうが安らかで、今は手を広げるべきではありません。
健康
病は揺り返し、治ったように見えるのは多くが見かけです。古い病の再発に備え、順を追って養生してください。
旅行
旅には障りがあり、外へ出る代償が大きすぎます。得失を慎重に量ってから決めるべきです。
アドバイス
自分の肉を割いて自分の瘡を塞ぐのは、いったんやめてください。