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覇王 垓下に囲まる
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籤詩
路は険しく馬は疲れ 人の歩みは急なり群れを失いし兵卒は 困り果てたり瀬は高く風波あらく 船の櫂は砕け日は暮れ花は散り 天より霜降る
原文: 路险马乏人行急 / 失群军卒困相当 / 滩高风浪船棹破 / 日暮花残天降霜
故事
楚の覇王項羽は勇において天下に並ぶ者がなく、戦えば必ず勝つと信じていました。韓信は九里山に十面の伏兵を置き、楚軍を垓下に囲みます。四方から楚の歌が起こり、兵の心は離れました。項羽は囲みを破って烏江に至り、江東へ渡る舟もありましたが、故郷の父老に合わせる顔がないと言って自ら剣に伏したのです。
解説
路は険しく馬は疲れ、はぐれた兵は行き場を失い、櫂は折れ、日は暮れ、霜まで降りてくる。どの句も追い詰められた景色です。外に助けはなく、内に退き路もなく、季節さえ味方していません。今は新しく謀ることも、力ずくで囲みを破ることも向きません。旧きを守り、静かに身を置くことだけが咎を免れる道です。局面が悪いと認めて損を減らすほうが、見栄を張って踏みとどまるよりずっと大切になります。
項目別の解説
財運
崩れて損の出る形です。今は元本を守って手を引き、新しく投じることは一切控えてください。
縁談
情は長く続きにくく、別れが近いのなら、この縁は静かに手放すほうが互いのためになります。
仕事
体力も景気も細っています。店じまいの恐れに備え、早めに次の算段を立てておいてください。
健康
病は重く、悪くなる方へ傾いています。早く良い医者を求め、最悪の場合の備えもしておいてください。
旅行
外の環境が悪く、出て行く条件がそろっていません。この考えは早めに手放すのが賢明です。
アドバイス
江のほとりにはまだ舟があるのですから、面目のために最後の退き路まで断たないでください。