68

汾陽王の寿を祝う

中籤

籤詩

門にも庭にも吉慶あふれ 喜びは常ならず善を積みし家は 大いに吉にして栄ゆ婚姻も田も蚕も 諸事ことごとく遂げられ病は妙薬に逢いて たちまち安らかなり

原文: 门廷吉庆喜非常 / 积善之门大吉昌 / 婚姻田蚕诸事遂 / 病逢妙药即安康

故事

唐の名将郭子儀は汾陽王に封じられ、玄宗、粛宗、代宗、徳宗の四代に仕えました。功は世に並ぶ者なく、軍の統率も寛と厳を兼ねていました。長寿の祝いには親族が集い、七人の子と八人の婿はみな朝廷の高官で、寿を祝う時に置いた笏が寝台を埋め尽くしたと伝えられ、一門の栄えは語り草になりました。

解説

門の内は喜びに満ち、善を積んだ家はおのずと栄えます。縁談も田畑も蚕も思うにまかせ、病さえ良い薬に出会って快方へ向かいます。善を積む家には必ず余りの慶びがあり、義を重んじる家には福の星が差します。この籤は幸運の出どころをはっきり示します。まぐれではなく、以前まいた種が今日実ったのです。慶びを受け取ったなら、なお善を続けてください。そうしてこそ福は長く途切れません。

項目別の解説

財運

春が盛りの季節です。運が向いている間に実りを収め、貪って手を止めそこねないようにしてください。

縁談

昔の善行が今の良縁を呼びます。想う人がいるなら進んで求めてよく、必ず一対になれる形です。

仕事

事は安らかに運び、善い報いが身に届きます。徳をもって人に接すれば、前途は大きく開けます。

健康

良い薬に出会って回復に向かいます。心が喜べば病は退き、家の慶びごとも治りを助けてくれます。

旅行

喜びが道連れになります。故郷を離れても頭角を現し、道中にも助けてくれる人が現れます。

アドバイス

今日の慶びは昔の善行の反響ですから、そのまま徳を積み続けてください。