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秋娘難を逃る

下籤

籤詩

奔り走れども阻まれ、険しさは重なり重なる水を帯び泥を引きずって、山を越えてゆくその上さらに他郷に望みをかけて事を求めれば千の郷、万里の道、いまだ還ることができない

原文: 奔波阻隔重重险 / 带水拖坭去度山 / 更望他乡求用事 / 千乡万里未回还

故事

杜秋娘は唐の金陵の人で、十五で叛臣李錡の側女となりました。李錡が敗れると宮中に召し取られ、憲宗の寵を受けます。次の代には漳王の傅役に遣わされましたが、王が廃されると故郷へ帰されました。歳月ののち詩人の杜牧が金陵を過ぎたとき、そこにいたのは年老いて貧しい一人の女でした。

解説

泥水を引きずる卦で、何事も現状を守るのが吉です。全身に泥と水をまとって山を越えれば足は重く、道には険しさが重なります。その上さらに他郷へ活路を求めれば、遠くまで行ったきり戻れなくなります。この籤が言うのは荷物のことです。今あなたが手をつけている事柄そのものが、重荷と隔たりを抱えています。押して進むほど深みにはまります。一歩退くほうがかえって立っていられます。今の場所と暮らしを守り、善を行い施しを重ねながら、少しずつ運を変えていくのが正しい道です。

項目別の解説

財運

求財は骨が折れ、長く抱えるほど損が膨らみます。わずかでも利が出たら切り上げ、虎の子の元手を賭けに回してはいけません。

縁談

心を尽くしても実らず、別れたあとの新しい縁も立ち消えになりがちです。今は流れに身を任せ、無理に求めないでください。

仕事

職や業を変えても落ち着かず、実入りも伸びません。高望みせず今の場所を守り、働きながら徳を積んで運を変えていきましょう。

健康

体調はよくないので、軽く見てはいけません。祈願と早めの受診を心がけ、先延ばしにして大事に至らせないことです。

旅行

千里を行ったきり戻れない形です。道は幾重にも阻まれ、出るのは易く帰るのは難い。他郷に活路を求めるべきときではありません。

アドバイス

まず肩の荷を半分下ろして足元を固めてから、山を越える話をしてください。