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王莽 賢を求む
中籤
籤詩
蜂を養いて その蜜を求めんとすればただ尾の針に 触るるを恐る目の前には 別の路があるといえど暗きうちは深く 荊棘の林のごとし
原文: 养蜂须用求他蜜 / 只怕遭触尾上针 / 须是眼前有异路 / 暗里深如荆棘林
故事
漢の王莽は、叔母が元帝の皇后であったことから新都侯に封じられました。外には謙り倹しく振る舞い、財を惜しまず賢者を集めて大きな声望を得て、ついに漢を奪い、国号を新と改めます。しかし古に倣った改革は法令が細かく厳しく、かえって民を苦しめ、天下は乱れ、劉秀に滅ぼされて漢は中興しました。
解説
蜜を取るには蜂の群れに近づかねばならず、尾の針に触れる恐れがある、という一枚です。目の前には別の道もありますが、その暗がりには茨の林が深く隠れています。甘さと刺は同居し、利と危うさは連れ立ってやってきます。事は細かく詰め、無理に取りにいかないこと。得るべき利は人の縁と自分の腕前で交換するもので、危険を冒して奪うものではありません。針のありかを見きわめてから手を伸ばすのが、確かなやり方です。
項目別の解説
財運
商いの道には茨が茂り、利は危うさの中にあります。損を出さぬよう用心深く進めてください。
縁談
情の道には隔てが多く、思わぬ出来事も潜みます。変化に備えつつ、ゆっくり育ててください。
仕事
前途には危うさがあります。人の縁と実力で切り抜ける形で、利には相応の危険が伴います。
健康
今の治療には副作用があり、他の方法にも危うさがあります。根を治す道を慎重に選んでください。
旅行
この道は歩きにくく、途中には茨が多くあります。思わぬ出来事への備えを早めに整えてください。
アドバイス
蜜を取りたいなら、まず針がどこにあるかを見きわめてください。