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臨潼に駕を救う

上籤

籤詩

冷たき水はいまだ沸かず 白く澄める湯寒からず熱からず ほどよき温もりあり天下を行くに 他の事は要らずわが身のうちに 百の技ありてこそ

原文: 冷水未烧白涕汤 / 不寒不热有温凉 / 要行天下无他事 / 为有身中百艺强

故事

隋の末、唐国公李淵の一行が臨潼山のふもとを通りかかり、賊に囲まれました。伍員の廟で昼寝をしていた秦瓊は、喊声に目を覚まし、槍を手に囲みへ飛び込んで賊を追い払い、李淵の一家を救います。李淵はその義に深く感じ入り、後に唐へ帰した秦瓊を重く用いました。彼は唐の建国の功臣となります。

解説

冷たい水はまだ煮え立たず、熱くも冷たくもない、ほどよい温もりのままです。天下を歩くのに他のものは要らず、身に備わった百の技があれば足ります。この籤の吉は華々しさではなく、確かさにあります。囚われた人は赦され、病む人は良い医者に出会い、求財も望みも導いてくれる人に恵まれますが、それを支えているのはあなた自身の実力です。片寄らず、たかぶらず、落ち着いて手を出せば、人はあなたの善さを覚えています。

項目別の解説

財運

専門の腕前が要ります。補い合う二つの手立てを組み合わせてこそ、実りが得られる形です。

縁談

自分と補い合える人を選んでください。敬い合い、相手の立場を汲めるなら、この上ない相性です。

仕事

人を用いる時は力の補い合う組み合わせを考え、専門を修めた人を重く用いてください。

健康

体質の釣り合いを整えてください。心の迷いや悩みを晴らすことが、慢性の不調に効きます。

旅行

遠い土地で伸びるには、必ず一つの技を身につけていることです。それが確かな足場になります。

アドバイス

技を身に刻んでおけば、どこへ行っても寒からず熱からずの落ち着きで居られます。