86

商輅 三元に中る

上籤

籤詩

春来たりて花ひらき 陽台に映え万里より車来たりて 宝と財とを運び入るもし禹門の三段の浪を 越え得たならばそれはまさに 平地に轟く一声の雷

原文: 春来花发映阳台 / 万里车来进宝财 / 若得禹门三级浪 / 恰如平地一声雷

故事

明の浙江の人商輅は幼くして父を亡くし、家は貧しくとも学びをやめませんでした。郷試で解元、会試で会元、殿試で状元となり、三つの試験すべてで首席を占めます。明の一代でこれを果たしたのは彼ひとりで、後に内閣の首輔にまで昇りました。三元に及第するとは、まさに一段ずつ高く昇っていく姿そのものです。

解説

春が来て花が開き、遠くから車が宝を運んできます。禹門の三段の浪を越えれば、平らな地に雷が轟くような驚きです。この籤は百枚の中でも第一等の吉で、朝廷に上って職を受けるように、貧しい者が宝を得るように、望みが心のままに叶います。長年こつこつ積んできた学びがここで実り、機会と実力がちょうど出会いました。今こそ大胆に前へ出て、支度したものを一度に出す時です。

項目別の解説

財運

春は大きな喜びの季節です。運用も順調で、商いも住まいの取得も厚い利をもたらします。

縁談

春には知らせが届きます。話は順調に進んで早く形になり、年末年始はとくに吉となります。

仕事

試験も面談も通ります。仕事ぶりが際立って上の人に認められ、起業も好調が続きます。

健康

心が晴れることが何よりの薬です。祝いごとの気配の中で、具合は大きく好転していきます。

旅行

遠い土地で望んだ分野に入っていけます。働きぶりが際立ち、一躍名を知られるでしょう。

アドバイス

浪はすでに禹門の口まで来ていますから、思い切って身を躍らせてください。