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孔明将を点ず
上籤
籤詩
願わくは君よ、私心をもって事を計るなかれこの思いはひとえに、公の場で問うてこそよいひとひらの明らかな心は、光り澄みわたってあたかも明月が、天のただ中に懸かるかのようだ
原文: 烦君勿作私心事 / 此意偏宜说问公 / 一片明心光皎洁 / 宛如皎月正天中
故事
三国の諸葛亮が世に出たばかりの頃、曹操は夏侯惇に十万の兵を授けて新野へ迫らせました。関羽と張飛は若い軍師の号令を軽んじましたが、孔明は劉備の令剣を借りて威を立て、落ち着いて兵を配し、博望坡を焼いて曹軍を大破します。人を用いるのに私情を挟まず、賞罰を曖昧にしなかったのは、ひとえに公の心によるものでした。
解説
明月が天のただ中に懸かる卦で、何事も明るく風通しよく運びます。籤詩の言うところは率直です。私心の算盤をやめ、物事を公の道理の上に置いて話しなさい、ということ。心が真っすぐであれば道理は通り、扱いも寛やかになります。ひとひらの澄んだ心は月のようにすべてを照らし、他人が言いがかりをつける隙もありません。難しさの多くは外ではなく、自分の動機が人の目に耐えるかどうかにあります。公の心で計り、優れた人を用いてください。
項目別の解説
財運
金運は中ほどです。中身がしっかりして検分に耐える対象を選び、正面から堂々と営めば勝ち目はあります。抜け道は要りません。
縁談
まず自分の条件と相手との釣り合いを正直に量ってください。隔たりが大きければ無理をせず、釣り合うなら堂々と気持ちを伝えましょう。
仕事
職は実力で得るもので、人情頼みは長続きしません。仕事では公正さで人を納得させ、優れた人を用いれば上下が揃い、道は開けます。
健康
胸の内のもやが晴れれば体も軽くなります。自分の心を見つめてわだかまりを手放し、正しい診療と合わせれば、病は次第に癒えます。
旅行
出かける前に、何のために行くのかをはっきりさせてください。動機が澄み目的が正しければ道中は順調で、行き先にも迎えがあります。
アドバイス
私心を取り除き、話を公の道理の上に置けば、物事は天心の月のようにはっきり見えてきます。