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蔡卿 恩に報ゆ

上籤

籤詩

幼きより商いを学び 謀ることに任ず財も禄も満ち豊かにして 求むるに及ばずもし二人して 共に望むことあらば秀才として出でて 状元となりて帰る

原文: 自幼为商任设谋 / 财禄盈丰不用求 / 若是双身谋望事 / 秀才出去状元回

故事

蔡伯喈が都へ科挙を受けに行った間、妻の趙五娘は家で糠を口にしながら家を守り、隣人の張広才の折々の助けによってようやく生き延びました。蔡伯喈は状元となって故郷へ帰り、妻の苦労と張公の義挙を知ります。夫婦はそろって張家を訪ね、礼を述べ、銀を贈ってその恩に報いました。

解説

幼い頃から商いを学んで算段を身につけ、財も禄も外に求めるまでもなく満ちる形です。夫婦が心を合わせて望むことなら、秀才として出て行って状元となって帰ってきます。この籤の福は二つの所から来ています。一つは幼い頃から培った倹しさと算段、もう一つは恩を忘れず報いようとする心です。小さい頃から今まで妨げがなく、営みも功名も順調です。恩のある人には、今こそ礼を尽くしに行ってください。

項目別の解説

財運

財は豊かに巡り、営みも順調です。固めた土台の上で堅実に広げ、焦らないことが肝心です。

縁談

縁は睦まじく、夫婦が心を合わせれば事はいっそう成りやすく、家の年長者も喜んでくれます。

仕事

一段ずつ昇っていき、功名も順調です。倹しさと勤勉という二字だけは手放さないでください。

健康

体はまもなく安らかになります。案じすぎず、日頃の慎ましい暮らしを保てば心配ありません。

旅行

旅は思いどおりに運びます。遠くの仕事も満足のいく形で終え、恩人への礼を忘れないことです。

アドバイス

豊かになったら、まずかつて支えてくれた手に礼を伝えに行ってください。