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六たび祁山に出づ

中籤

籤詩

風に向かいて燭を点せば 影はむなしく疎らなりおぼろげに広がるは 鏡の中の花のみ幾度も拾い集められると思いしが知らず それはただ水に浮かぶ槎なりき

原文: 当风点烛空疏影 / 恍惚铺成镜里花 / 累被儿竟求牧拾 / 怎知只是幻浮槎

故事

祁山は魏と蜀の間に横たわり、諸葛亮が北へ攻める時に必ず通る地でした。彼は前後六たび祁山に出て魏を伐ち、身を粉にして尽くしましたが、あと一歩の所で敗れることを繰り返します。最後の出陣にあたって出師の表を記したものの、それでも勝てず、ついに五丈原で病に倒れました。並ぶ者なき才知も、時と命には勝てなかったのです。

解説

風に向けて蝋燭を点せば、疎らな影が残るだけです。おぼろげに広がるのは鏡の中の花にすぎません。何度も形にできると思ったのに、それは水に浮かぶ筏でした。この籤が語るのは徒労です。努力が足りないのではなく、時機も巡り合わせもこちら側に立っていません。富貴は天にあり、貧しさもまた分であって、求めても定めは変わりません。今は力を引き戻し、すでに手にしているものを守ってください。

項目別の解説

財運

有望に見えても手元には残りません。虚しさが多いので、守りに徹して広げないことです。

縁談

一時は想い合う人が現れたように見えても、多くはそのまま立ち消えになり、その先が続きません。

仕事

前途は暗く、利もあまり見込めません。力を入れて営んでも、なかなか形にはなりません。

健康

効いたように見える治療も、後になって無効に戻りがちです。考え方を替えるのが良いでしょう。

旅行

この計画は見た目こそ良いものの、多くは途中で立ち消えとなり、成果は得にくいでしょう。

アドバイス

風の中の蝋燭は点きませんから、まず手元の灯を守ってください。