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吉平 難に遇う

下籤

籤詩

出づるも入るも 謀りごとは遅くすべしただ徒なる憂いが 是非を招くを恐る鳥の みずから網の中へ飛び入るがごとく困りを脱するに いくばくの時が残されん

原文: 出入求谋事宜迟 / 只恐闲愁惹是非 / 如鸟飞入罗网内 / 脱困能有几多时

故事

三国の世、太医の吉平は、曹操が天子を擁して諸侯に令するのを憤り、漢のために奸臣を除こうと考えました。折しも曹操の頭風が起こって診察に召され、吉平は薬に毒を入れます。ことは露見し、曹操は厳しく拷問しましたが、吉平は罵ってひるまず、最後は殿前の石柱に頭を打ちつけて果てました。

解説

出入りも謀りごとも、すべて遅らせるほうが良い時です。徒な憂いがかえって面倒を招きます。鳥がみずから網へ飛び込んでしまえば、抜け出す時間はどれほど残るでしょう。この籤の凶は外からの打撃ではなく、自分から軽々しく手を出すことにあります。旧きを守り、時を待ち、助けてくれる人が現れるのを待ってください。一時の憤りや焦りで、引き返せない場所へ自分を送り込まないでください。

項目別の解説

財運

財運は損なわれています。今投じれば身動きが取れなくなるので、元本を守って様子を見ることです。

縁談

情は長く続きません。無理に保とうとすれば面倒を招くので、今は態度を急いで示さないことです。

仕事

進めたい事は、時が来てからにしてください。すでに投じた分は網の鳥のようで、当分は動けません。

健康

病は網にかかったようです。医者を慎重に選び、一つに賭けず、経験ある人に幾人か尋ねてください。

旅行

遠い土地での発展は今は時機ではありません。しばらく待ち、導き手が現れてから考えてください。

アドバイス

網がまだ閉じないうちは、急いでその中へ飛び込まないでください。