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龐涓陣を観る

中籤

籤詩

石の中に、値もつけられぬ玉と珍宝が眠っているそれをひたすら、他郷の旅先にばかり尋ね歩くあたかも灯を提げて、なお火を探しているようだいたずらに心を労するより、収めて静まるにしくはない

原文: 石藏无价玉和珍 / 只管他乡外客寻 / 宛如持灯更觅火 / 不如收拾枉劳心

故事

戦国の孫臏と龐涓はともに鬼谷子に学び、孫臏のほうが深く修めました。魏の将軍となった龐涓は妬みから謀って孫臏の両足を奪います。孫臏は狂を装って逃れ、のちに斉の軍師となり、竈の数を減らす計で龐涓を欺き、馬陵の道に伏兵を置いて射殺しました。自分も才ある身でありながら、なぜ人を妬んだのでしょうか。

解説

灯を提げて火を探す卦で、何事も時を待ってこそ成ります。手の中の石にすでに値のつけられない玉が眠っているのに、あなたはよその土地ばかりを探し歩いています。灯を持ったまま火を求めれば、探すほど疲れるだけです。この籤が説くのは、足るを知ることと内に求めることです。欲しいものはもともと身の回りに、あなた自身の中にあり、ただ見えていないだけなのです。心を収め、静かに足るを知れば、今あるものこそが本物だと分かります。

項目別の解説

財運

求財は容易でなく、無理に画策すれば骨折り損です。困っていないのなら投機に手を出さず、すでにあるものを守ることが得財です。

縁談

縁を外に探す必要はありません。多くは見知った暮らしの輪の中にあります。小さな諍いは些細なこと、誠意を示せば取り戻せます。

仕事

職は生まれ育った土地の中にあり、遠くに求めるまでもありません。手持ちの長所を伸ばせば、地元で十分に道が開けます。

健康

病でもないのに薬を飲まず、小さな不調を大病扱いしないこと。医者を渡り歩かず、まず心を養えば体も自然と落ち着きます。

旅行

今いる土地での歩みで十分で、海を渡る苦労は要りません。近くを捨てて遠くを求めれば、労も費えも増えるばかりです。

アドバイス

まず自分の手の中に何があるのかを見てください、探し物はたいてい遠くにはありません。