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子儀王に封ぜらる
中籤
籤詩
急流の瀬のほとりで、船を放って帰ろうとする波風の立つさなかに、いったい何をしようというのか安らかであろうと願うなら、まず静けさを求めよ波が静まるのを待ってこそ、この危うさを越えられる
原文: 急水滩头放船归 / 风波作波欲何为 / 若要安然求稳静 / 等待浪静过此危
故事
唐の郭子儀は安史の乱のさなかに朔方節度使に任じられ、李光弼と兵を分けて河北へ進み、史思明を破って失地を取り戻しました。彼は叛軍の本拠を直に衝いて潼関の囲みを解くよう進言しますが、玄宗が許さず、その好機は失われます。功名がどれほど大きくとも、時と人の組み合わせが揃わなければ建てられないのです。
解説
船が急な瀬を行く卦で、何事も現状を守って時を待つときです。流れの速い瀬先で船を出せば波風は高く、進もうと争っても力を捨てるだけです。安らかでありたいなら腰を据え、静まって波が過ぎるのを待ってください。この籤には二つの層があります。ひとつは時を選ぶこと。事は時機と縁が揃ってはじめて効きます。もうひとつは組み合わせを選ぶこと。共に働き共に暮らす相手とは、噛み合い補い合えてこそ大きな仕事が建ちます。
項目別の解説
財運
求財はまだ成りません。時機だけでなく選ぶ対象も自分の性に合っている必要があり、流れに乗るだけでは波風が立ちます。
縁談
今は噛み合わないため、縁も訪れていません。結婚は容姿や豊かさではなく、気性の通じ合う相手を選ぶことが幸いの源です。
仕事
就職では自分が力を出せて務まる場所を選びましょう。人を使うにも才と仕事を合わせ、組む相手とは補い合えることが肝心です。
健康
薬も治療も、自分の体質と病の理にかなうかを見てください。むやみに服さず、祈願を添えて静かに養えば安らぎます。
旅行
遠い土地での挑戦は好機を待つことです。波風が過ぎてから発つべきで、今の見切り発車は骨折り損に終わります。
アドバイス
急な瀬先で船を出そうと争わず、波が静まってから進めば、この一行はきちんと成ります。