27

劉基主を諫む

中籤

籤詩

ひとつ謀り、ひとつ用い、ひとつ書を記す後を慮り前を思い、なかなか手が出せない時が至って貴人が力を貸してくれれば山のごとき壁が立ち、安んじて住まうことができる

原文: 一谋一用一番书 / 虑后思前不敢为 / 时到贵人相助力 / 如山牆立可安居

故事

明の劉基、字は伯温は、経史に通じ天文と兵法に精しく、朱元璋を助けて天下を統一しました。朱元璋が安豊の囲みを解こうと兵を率いて出ようとしたとき、劉基は急いで止め、行けば必ず敗れると断じます。聞き入れられずに出た朱元璋は案の定囲まれ、味方が駆けつけてようやく脱れました。あの諫めこそ良い謀だったのです。

解説

家に良い壁が備わる卦で、何事も落ち着いていて危うさがありません。一歩動くたびに考え込み、前を思い後を慮って、なかなか手が出せない。それが今のあなたの状態でしょう。この籤はその迷いを責めず、結末だけを告げます。引き立てる人が手を貸してくれるときが来れば、この件は壁が立つように安定し、安んじて住まえるのです。ですから途中で行きつ戻りつするのは当たり前です。古いものを改めて新しくすれば、寒中の花が春に会うように、やがて心にかなう形になります。

項目別の解説

財運

上がり下がりと勝ち負けが繰り返しますが、最後には利を得て戻れます。土地や家の売買も曲折を経て、結局はまとまります。

縁談

何度も付いたり離れたり、失恋を重ねても、最後には山のように定まります。支えてくれる人のおかげで、情はようやく落ち着きます。

仕事

何度も足を運んで職を探し、最後には望みどおりの仕事に行き着きます。仕事も浮き沈みを経て、なお良い結果を生み出せます。

健康

体調は上下し、治療を受けるかどうかさえ迷わせます。副作用のない穏やかな方法を選び、強い薬をむやみに用いないでください。

旅行

この遠出には波風が多く、気持ちも何度も揺れます。ただし脇から支えてくれる人がいれば、この件は落ち着いていきます。

アドバイス

あなたの迷いは欠点ではありません、あの人が助けに来れば、この件は壁のように揺るがなくなります。