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三蔵法師取経
中籤
籤詩
衣冠を整え直して、古き家の風を取り戻す功がないように見えて、実は功が積まれている道をふさぐ茨の棘を、きれいに掃き払えば三人が改めて誓い合い、ふたたび心を一つにする
原文: 衣冠重整旧家风 / 道是无穹却有功 / 扫却当途荆棘刺 / 三人约议再和同
故事
唐の高僧玄奘は十三歳で出家し、貞観三年にただひとり西へ向かって天竺へ経を求めに旅立ちました。雪の嶺と荒れた砂漠を越え、辛苦の四年を経てようやくたどり着きます。那爛陀寺で経と論を広く学び、往復十七年、五万里の道のりを経て、貞観十九年の正月に長安へ帰り、六百五十七部の仏典を持ち帰りました。
解説
衣冠を整え直す卦で、何事も先が難しく後が易くなります。衣冠を整え直して古い家の風を取り戻す。骨折り損に見えて、実はいたるところに功が積まれています。道をふさぐ茨を払い、三人が改めて誓い合って、ふたたび心を一つにするのです。この籤の要は、整え直すことと心を合わせることにあります。新しく釜を据え直せというのではなく、今あるものを一度整頓し、古い隔たりを話し合い、障りを取り除きなさいということ。志が合えば、道は自然に通ります。
項目別の解説
財運
求財はかなり良く、取引にも利があります。投資先は見直し、方針を練り直し、整えてから出直すほうが実りは大きくなります。
縁談
縁を得たい人も、一歩進めたい人も、戻したい人も、まず自分を作り直すことです。新しい姿勢で接してこそ、働きかけが効きます。
仕事
就職は志の高さがものを言い、身なりにも気を配りましょう。大志を抱き、看板を新しくして出直せば、仕事は必ず成ります。
健康
病は全体を見直し、起きた原因を深く探って、まとめて手当てすることが回復を助けます。加護を願って心を安らげましょう。
旅行
遠い土地での挑戦は、人と相談しながら進め、まず障りを取り除きましょう。心を合わせれば前途は輝き、旅人は目的地に着けます。
アドバイス
釜を据え直す必要はありません、今ある持ち場を整頓し、仲間と胸の内を話し合ってください。