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湘子洞賓に遇う
中籤
籤詩
目の前の病も訴えごとも、憂えるにはおよばない良き地も財も、思うぞんぶんに求めてよいちょうど猿が、金の鎖を解き放たれたようだみずから山の洞へ帰り、悠々と行き来する
原文: 眼前病讼不须忧 / 宝地资财尽可求 / 恰似猿猴金锁脱 / 自归山洞去来悠
故事
韓湘子は韓愈の甥の孫にあたり、生まれつき気ままで学問を好まず、酒ばかり愛していました。韓愈が学び舎へやると同輩をからかい、僧院へ預ければ住持から乱暴だと苦情が来ます。のちに呂洞賓が訪れて導き、ついに道を修めて仙となり、八仙に列して花籠を手に、思うままに遊びました。
解説
猿が鎖を解かれる卦で、何事も先が難しく後が易くなります。目の前の病も訴えごとも憂えるにはおよばず、求められる財も土地も遠慮なく求めてよいときです。ちょうど猿が金の鎖を振りほどき、自分の洞へ帰って悠々と行き来するようなもの。この籤の要は、抜けるという一字です。あなたを縛っていた枷が緩みつつあり、その後には自由で、すぐには実りを生まない時間が続きます。この空白に用を探さず、まず味わってください。
項目別の解説
財運
求財には大いに利があり、ただ取引は時を待ちましょう。塩漬けのものも憂えず置いておけば、いずれ芽の出るときが来ます。
縁談
ひとりでいることを嘆かず、相手のいないことを憂えず、この自由な時期に歩いてみましょう。別れた人も復縁を求めず、静けさを味わって。
仕事
今は仕事がなくとも、めったにない自由の時です。まずこの時期を楽しみ、職探しは後で構いません。商いも今は整え直しどきです。
健康
この病は案じるにおよびません。安心して旅に出て、力を抜いていれば自然に治まり、自分でも意外に思うことでしょう。
旅行
海の向こうへは今は障りがあるので、まず近場を歩くのが良いでしょう。枷がすべて外れた日には、遠い旅も思いのままです。
アドバイス
鎖はもう緩んでいます、この自由をまず味わって、急いで使い道を探さないでください。