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仁宗母を認む

上籤

籤詩

やわらかさは昔から、強さに勝るものだ善を積む家の門は、大いに吉に栄えるもしこの卦を引き当てた人があるなら渇いているときに、甘露に出会ったようなものだ

原文: 温柔自古胜刚强 / 积善之门大吉昌 / 若是有人占此卦 / 宛如正渴遇琼浆

故事

宋の真宗の妃であった劉氏は、李妃が皇子を産んだのを妬み、産婆を買収して皮を剥いだ狸猫と赤子をすり替え、李妃は妖を産んだと訴えて冷たい宮に落としました。李妃は逃れて民の間に紛れ、赤子は宦官に救われて八賢王の館へ届けられ、長じて仁宗となります。年を経て包拯が盲いた李妃に出会い、真相を糾して母子は名乗り合いました。

解説

善を積みやわらかく在る卦で、何事も助ける人が現れ和合します。やわらかさは昔から強さに勝り、善を積む家はおのずと栄えます。この籤を引くのは、渇いているときに甘い泉に出会うようなものです。ここで示されているのは結果よりも方法です。今の行き詰まりは力でぶつかっても開きません。開くのは柔らかさです。堪え、言葉をやわらげ、人に厚く接し、そこに善行を重ねてください。天地は感じ取り、加護を得たなら、願を果たすことも忘れずに。

項目別の解説

財運

求財は思いどおりに運び、取引にも利があります。財は福の報いから生まれ、福は善行から生まれるので、施しこそ確かな道です。

縁談

やわらかさとねぎらいの言葉で育てれば、縁を求めるのも進めるのも戻すのも見込めます。堪えることと優しさが救いになります。

仕事

就職では身なりと話し方が見られ、言葉と振る舞いが穏やかなら採用されます。仕事の小さな行き詰まりも、柔らかさで解けます。

健康

具合が悪いときは、力ずくで強い薬に頼るより、心を広く持って任せるほうが勝ります。気がやわらげば体もほどけてきます。

旅行

遠出は自分でよく量ってください。この籤は内を主とし外を主としないので、内にとどまるほうが大吉で、望みも遂げやすくなります。

アドバイス

この局面は力ずくでは開きません、姿勢をやわらげ、そのうえで善い行いを続けてください。