48

韓信帥を拝す

中籤

籤詩

鯤は秋が来ると、鵬へと姿を変える遊ぶを好み、楽しみ、喜んで飛び立ってゆく万里を翔けて、雲の高みへと去ってゆくほかのどんな鳥にも、まねのできぬことだ

原文: 鲲鸟秋来化作鹏 / 好游快乐喜飞腾 / 翱翔万里云霄去 / 余外诸禽总不能

故事

漢王が桟道を焼いたのち軍の心は乱れ、将兵の半ばが逃げ去り、韓信もその中にいました。それを聞いた蕭何は夜通し追いかけて連れ戻し、漢王に言います。天下を争う気がないなら構いませんが、項羽と争うのなら韓信なくしては成りません、と。漢王は壇を築いて彼を大将に拝し、韓信はまことに高祖を助けて天下を定めました。

解説

鯤が鵬に変わる卦で、何事にも大きな変動があります。北の海の鯤はある日大鵬となり、万里を翔けて雲の高みへ上っていき、ほかの鳥はどれも追いつけません。この籤が語るのは器の大きさです。あなた自身にもこの件にも、やがて抜きん出た成就が待っています。ただし大鵬は大きな木にしか止まれず、小枝に降りれば立っていられません。今は細々した小事に甘んじず、狭い輪の中で高い低いを争う必要もないのです。

項目別の解説

財運

秋に財の勢いが増し、取引は遅らせるほうが吉です。長く育てる構えで臨み、途中で軽々しく投げ出さなければ、大きな報いが来ます。

縁談

婚姻がまとまらないのは、目が高く相手が見つかりにくいためです。将来は巡り会えますし、今の相手にも粗探しを控えましょう。

仕事

職が長く決まらないのは、理想を高く定めているからです。仕事はやるほど大きくなり、将来は多くの人を率いる立場になれます。

健康

治療には筋道が要り、医者を渡り歩いても好転しません。根から除きたいなら、まず胸の苦しみと澱みを取り払いましょう。

旅行

海の向こうで学ぶ大願は叶いますが、地道な積み重ねが必要です。この籤は大きく構えるほど良く、いずれ先頭に立てます。

アドバイス

あなたは万里を飛ぶ身です、急いで小枝を見つけて身を落ち着けようとしないでください。