61

蘇小妹 婿を試す

中籤

籤詩

日のもとに詩を吟じ 月のもとに歌いその場に興じて からからと笑うめぐり逢う場は 隠れ避けがたし声を揃えて喝采し 連理を寿ぐ

原文: 日上吟诗月下歌 / 逢场作戏笑呵呵 / 相逢会遇难藏避 / 唱彩齐唱连理罗

故事

宋の蘇小妹は蘇東坡の妹で、学識に富んでいました。婚礼の夜、彼女は三つの難題を出して新郎の秦少游を試します。二つはどうにか答えたものの三つ目で行き詰まり、窓の外から蘇東坡がそっと助け舟を出したことで、ようやく部屋に入ることができました。文才は夫にまさると称えられた話です。

解説

昼は詩を吟じ、夜は月の下で歌い、その場に興じて笑い合う。あたりは賑やかで、人の心も浮き立っています。出会う場からは隠れようがないのですから、いっそ胸を開いて共に喝采を送るほうが得です。この籤が教えるのは、明るさをもって人に向かうこと。笑顔で迎えれば人の縁が集まり、礼を尽くせば機会も向こうからやってきます。福も禍も定めはありますが、心を開くか閉じるかは自分で決められます。

項目別の解説

財運

明るい気持ちで運用し、機を見て入り、程よく施しをすれば、喜びの中におのずと実りが生まれます。

縁談

人に笑顔で向かえば縁はすぐに寄ってきます。真心をもって接することが、そのまま良縁を結ぶ鍵になります。

仕事

人には礼を、客には敬いを尽くしてください。人の縁が良くなれば、仕事は自然に広がっていきます。

健康

心が開けば病も開きます。明るい気分を保つことが、回復にとって大きな助けになってくれます。

旅行

楽観と自信を持って出発してください。追い風が来たら帆を張れば、先の見通しはかなり有望です。

アドバイス

眉のしわをほどいて笑って応じれば、難題は誰かが受け止めてくれます。