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金精 竇儀を試す

上籤

籤詩

一条の金の糸もて 君の心を量れば減りもせず増しもせず 重くも軽くもなし人となりは 生涯こころ正直にして文章も技も ことごとく光り明らかなり

原文: 一条金线秤君心 / 无减无增无重轻 / 为人平生心正直 / 文章全具艺光明

故事

竇燕山の子竇儀が科挙に向かう途中、宿に泊まりました。天は金精を女の姿に変えてその操を試します。女は夜更けに戸を叩き、身を投げると脅しましたが、竇儀は戸を開けませんでした。夜が明けて地を掘ると金の塊が現れ、正直さへの天からの報いとされました。竇の家は河北の涿県にあり、徳を積む家として知られます。

解説

一本の金の糸であなたの心を量ってみれば、減りも増しもせず、重くも軽くもない。生涯まっすぐに生きてきたからこそ、文章も技も澄んで光るのだと告げる一枚です。この籤は小細工を許さず、ただ正しさを守る人に味方します。奇策も近道もいりません。守るべきものを守り、なすべきことを丁寧に果たしていれば、その安らかさの中に厚い福があります。試されて崩れない人は、長い時にも崩れません。

項目別の解説

財運

慎み深く守り、細く長く続ける形が向いています。手早く利を得ようと急がないことが肝心です。

縁談

想ってくれる人がすでに待っています。長く交際した方は次へ進め、別れた方にも戻る機会があります。

仕事

地道に一つの道を深く耕してください。一芸を磨き続ければ、やがて大きな仕事を成せるでしょう。

健康

多くは慢性の不調です。心が広くなれば病も緩みますから、気持ちをほどきながら養生してください。

旅行

遠い土地では本業を極めることです。確かな腕前だけが、そこで立つための足場になります。

アドバイス

秤の上で増えも減りもしないその重さを守れば、福のほうから訪ねてきます。