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文君 相如に走る
中籤
籤詩
蒼き龍の 九つの街に下るを知るかの女子は 当年二たび夫に嫁ぎたりもとより一つの弓に 二本の矢を番うるがごとく龍と馬とは ともに安く居りがたし
原文: 认知苍龙下九衢 / 女子当年嫁二夫 / 自是一弓架两箭 / 欲恐龙马不安居
故事
漢の臨邛の富人卓王孫の娘文君は夫を亡くしたばかりで、詩文を好みました。ある夜、司馬相如の琴の音を聞いて心を動かし、夜陰に乗じて彼のもとへ走ります。二人は語り合って心が通い、城を出て成都で夫婦となりました。家は貧しく、臨邛に戻って酒屋を開き、文君は店先で酒を売ります。後に相如は文才を武帝に認められ、朝廷に仕えました。
解説
一つの弓に二本の矢を番える形です。女が二たび嫁いだという句のとおり、龍と馬が同じ場所で安らぐのは難しいと告げています。この籤の要は、分けるという一字にあります。二つのことに心が引かれ、二つの土地を行き来し、二つの仕事を並べて進める。よりを戻す機会はあるものの、よほど慎重でなければなりません。事は天の定めによりますが、重なりの中にも開き口はあります。貪らず、二股をかけず、境目をはっきりさせれば安らかになります。
項目別の解説
財運
両方に賭けて行き来する運用は骨が折れますが、それでも最後には手元に残るものがあります。
縁談
一人が二つの情を抱えています。どちらか一方に決めるほかなく、先延ばしにしてはいけません。
仕事
仕事は二つの土地、二つの案件の間にあります。主と従をはっきり分けてから進めてください。
健康
症状が多くもつれ合っています。身を慎み戒めを守り、悩みを減らせば、ようやく良くなります。
旅行
行き来の骨折りが続きます。発つ前に用事を整理しておけば、両方とも失う事態を避けられます。
アドバイス
一つの弓に二本の矢は番えられませんから、早めにどちらを射るか決めてください。