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璧を全うして趙に帰す

中籤

籤詩

夢の中に語らるるは 財の多きことばかり名声は雲の外まで届けども すべて虚しく来たる水は遠く山は遥かにして 誠を信じがたし貴き人の指し示すところ 笑顔ほころぶ

原文: 梦中说得是多财 / 声名云外总虚来 / 水远山遥难信实 / 贵人指点笑颜开

故事

戦国の世、秦は強く趙は弱く、秦の昭王は十五の城と趙の和氏の璧とを交換したいと申し出ました。趙は大夫の藺相如に璧を持たせて秦へ遣わします。相如は秦王が城を割く気もなく璧を奪おうとしていると見抜き、璧を柱に打ち砕くと脅して落ち着いて渡り合い、ついに璧を傷つけず趙へ持ち帰りました。

解説

夢の中で大金の話を聞き、名声は雲の外まで届いても、どれも実がありません。遠い山河の向こうから届く約束は当てにしがたいのですが、幸い、そばで筋道を示してくれる人がいて、ようやく顔がほころびます。この籤はあなたに、本当のことと約束との違いを見分けるよう促します。差し出される条件が美しいほど、裏づけを確かめてください。虚しい言葉を見抜き、分かっている人の言葉に耳を傾ければ、手の中の宝は守れます。

項目別の解説

財運

求めるものの多くは幻です。遠くからの約束は果たされにくいので、まず元手を守ってください。

縁談

見栄えに惑わされないでください。人柄が良く、性分の合う人を選ぶことが幸いにつながります。

仕事

商いは実を主にして、虚しい名を売り物にしないことです。契約の条件はよく確かめてください。

健康

体面や世間の見栄を手放し、平らな心を保つことです。それもまた一つの薬になってくれます。

旅行

面目のためだけに遠く外へ学びに出るのなら、払う代償が大きすぎて、割には合いません。

アドバイス

差し出された十五の城は、証文を確かめてから璧を渡してください。