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荘子 妻を試す
下籤
籤詩
名のために徳を喪うは いかなる事ぞおそらくは吉の中より 凶へと変ずるを恐る酒に酔いて いずこへ行きしかも知らず青き松の影のうちに 夢はおぼろなり
原文: 因名丧德如何事 / 切恐吉中变化凶 / 酒醉不知何处去 / 青松影里梦朦胧
故事
周の荘周は死んだふりをして、妻の田氏の操を試しました。田氏は初め喪に服しましたが、まもなく楚の公子と名乗る男が訪れ、荘子のために百日の喪に服そうと言います。田氏はその美しさに心を動かし、二十日も経たぬうちに再び嫁ごうとしました。公子が薬に脳が要ると偽ると、田氏は斧で棺を割り、荘子が現れ、田氏は恥じて自ら命を絶ちます。
解説
名のために徳を損なって、いったい何になるのでしょう。吉と見えたものが、ふいに凶へ変わることを恐れる一枚です。酒に酔ってどこへ行ったかも分からず、青松の影で朧な夢を見ているだけ。この籤が戒めるのは、名に誘われ利に動かされて本分を失うことです。満ち足りて見える局面にも実は裂け目があり、動けば割れます。営みを問うなら、起こさないほうが良いのです。徳を守れば、その一点の吉も守れます。
項目別の解説
財運
儲けたい一心で危うさを見ずに投じないでください。悔いの残る損につながりかねません。
縁談
寂しさから急いで相手を決めず、取り戻すことばかり考えず、性分の合う人を探してください。
仕事
まっとうな仕事を選び、正しい道で営むことです。利のために偽ったり法を破ったりしないことです。
健康
早く治したい一心で副作用や危うさを軽く見ないでください。無理な賭けは傷を大きくします。
旅行
見栄や周りに合わせて外へ出るのはやめ、自分の力と必要をきちんと見きわめてください。
アドバイス
一つの良い名のために、自分の徳を差し出さないでください。