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伯牙 琴を砕く
下籤
籤詩
君子は 小人のふるまいに倣うなかれ事もし食い違わば おのおのに是非あり琴の音は 知音の耳を得てこそ鳴る常を守り静かにあれば ほのかに得るところあり
原文: 君子莫体小人为 / 事若差池各是非 / 琴鸣须用知音听 / 守常安静得依稀
故事
春秋の世、晋の大夫兪伯牙は琴に優れていました。舟を浮かべていた時に樵の鍾子期に出会い、子期は琴の中の高い山と流れる水を聞き分けます。二人は知音の交わりを結び、翌年の再会を約しました。翌年、伯牙が約束どおり訪れると子期はすでに世を去っています。伯牙は墓前で一曲を弾き終えると弦を断って琴を砕き、二度と琴を弾きませんでした。
解説
君子は小人のやり方を真似る必要がありません。事が食い違えば、それぞれに言い分があります。どれほど上手に弾いても、聞き分けられる耳がなければ琴は鳴りません。今は常を守って静かにしているほうが、かえって落ち着き所を得られます。この籤が突いているのは噛み合わなさです。あなたが悪いのではなく、場と相手が違うのです。分からない人に聞かせるより、声を収めて気を養い、その人を待ちましょう。
項目別の解説
財運
まず相場の様子をよく知ることです。事情を知らずに飛び込めば、損は避けられません。
縁談
話の通じる人を探してください。急いではならず、噛み合う相手が現れるのを待つことです。
仕事
前途を明るくしたいなら市場を知り、自分の扱う品の持ち味もはっきりさせておくことです。
健康
まず病の根がどこにあるかを突き止めてください。根が分かってはじめて手立てが立ちます。
旅行
その土地の性質をまず先に知り、それが自分と噛み合うかどうかをよく確かめてください。
アドバイス
曲は分からない人に聞かせず、その人が現れるのを待ってください。