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裴度帯を還す

上籤

籤詩

茂れる林の松と柏は、まさに勢い盛んである雨も雪も風も霜も、これを損なうことはないいつの日か、たちまち大いなる用を成し功名は成り、国を支える棟梁の材となる

原文: 茂林松柏正兴旺 / 雨雪风霜总莫为 / 异日忽然成大用 / 功名成就栋梁材

故事

唐の名宰相となる裴度は幼くして両親を失い、山の廟に身を寄せ、寺の長老の施しで食いつなぐ暮らしでした。人相見には非業の死を告げられます。のちに、ある太守の娘が父を救うために用意した玉の帯を拾い、一銭も取らずに返しました。その陰徳が運命を書き換え、ついに人臣を極めます。松や柏は霜を経てこそ材になるのです。

解説

松柏の茂る卦で、何事にも貴い気が宿ります。松や柏は一年で育つ木ではなく、その価値はまさに雨や雪や風や霜から生まれます。それらは木を折るのではなく、より固く締めていくのです。この籤の要は耐えることと積むことです。今の試練は妨げではなく、あなたの材質を鍛えている最中です。同時に、裴度が帯を返したように善を積んでください。福と才の両方が満ちたとき、ある日ふいに大きな用に立ち、棟梁としての仕事を任されます。

項目別の解説

財運

金運は中ほどで、短い期間では実りません。長く持って着実に積み上げれば、年を経て財の道が開けます。功を急げばかえって損ないます。

縁談

情は長い風雨を経てこそ実ります。行き詰まった人も別れた人も、必要なのは忍耐と待つ力で、時が来れば必ず結び直せます。

仕事

職も事業も長い鍛錬と試練を要し、急いではいけません。それを越えたあとの働きは際立ち、やがて一方の柱となります。

健康

治療には長い養生が要ります。まず病の根を見きわめてから方法を定め、速効を求めず着実に進めれば、心身ともに安らぎます。

旅行

遠い土地では数えきれない風霜に遭いますが、折れずに続けさえすれば、必ず頭角を現し、名も財も後から付いてきます。

アドバイス

風霜を妨げではなく鍛えと受け取り、あわせて徳を積んでください、棟梁の材は決して促成できません。