第 24 卦 · 地雷復
復 · Fù
彖辞
復は亨る。出入に疾なく、朋来たりて咎なし。其の道を反復し、七日にして来復す。往く攸あるに利ろし。——一つの陽が戻ってきました。出入りに害はなく、仲間も集まります。物事は巡って必ず戻ると告げる、回復の卦です。
象辞
雷、地中に在るは復なり。先王以て至日に関を閉じ、商旅行かず、后は方を省みず。——雷が大地の底で動き出す形が復です。先王はこれに学び、冬至の日には関所を閉じ、静かに新しい力を養いました。
解説
復は、失われたものが戻り始める卦です。長い停滞や後退の後に、小さな陽の気が芽生えました。まだ弱く目立ちませんが、方向は確かに変わっています。ここで大切なのは、その芽を急いで大きくしようとしないことです。冬至に関所を閉じるように、今は静けさを守り、動きを控えめにしてください。回復の初期は、無理をした分だけ簡単に折れます。二つ目の要点は、早く戻ることです。道を外れたと気づいたら、遠くまで行く前に引き返してください。この卦は、遠からずして復るのが最上だと告げています。誤りを認める速さが、そのまま損失の小ささになります。三つ目は循環への信頼です。悪い時期は必ず終わります。良い習慣を一つずつ取り戻していってください。
恋愛
関係が回復に向かいます。復縁や再会の兆しもあります。ただし急な接近は禁物です。小さなやり取りを重ね、信頼をもう一度育て直してください。焦りは再びの遠回りを招きます。
仕事
停滞を抜け、流れが戻り始めます。ただし本調子はまだ先です。無理な拡大を避け、基本の習慣と体制を整え直してください。方針の誤りは早く撤回するほど傷が浅く済みます。
アドバイス
間違いに気づいたら、遠くへ行く前に引き返してください。
爻辞
初九、遠からずして復る。悔に祗ることなし、元吉。——外れてすぐに引き返します。悔いが残るところまで行っていません。この速さこそが最も良い結果を生みます。
六二、休く復る、吉。——気持ちよく戻ります。優れた人に学びながら素直に立ち返る形です。意地を張らずに従えたことが吉を呼びます。
六三、頻りに復る。厲うけれど咎なし。——外れては戻り、また外れます。危うい繰り返しですが、その都度戻ろうとする限り、咎めにはなりません。
六四、中を行きて独り復る。——周囲が流されていく中、ひとり正しい道に戻ります。孤独ですが、この選択は静かに報われます。仲間の同意を待つ必要はありません。
六五、敦く復る、悔なし。——誠実さをもって深く立ち返ります。表面だけの修正ではなく、根本からの見直しです。悔いの残らない戻り方だと言えます。
上六、迷いて復る、凶。災眚有り。用て師を行れば、終に大敗有り。其の国君に以びて凶。——戻る道を見失いました。強行すれば大きな損失になります。今は動かないでください。