
カップの6
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図像について
古い石造りの館の中庭で、厚い赤の外套を着た子どもが身をかがめ、白い花をいっぱいに挿した杯を、もっと小さな子どもへ差し出しています。小さな子は両手を伸ばして受け取ろうとしています。花を入れた杯があと五つ、低い石の台と地面に置かれています。建物は暖かな黄色で、日ざしはやわらかく、背景では衛兵が小道を遠ざかっていき、二人の子はまったく見張られず、まったく安全な場所に残されます。すべてが心地よい寸法でしつらえられています。低い塀、静かな色、気にかけるべき地平線もありません。中心にある動きは、計算のない贈りものです。五弁の白い花が語るのは熱ではなく甘さです。記憶を安全な奥の間として扱う一枚で、子ども時代と、昔の善意と、あなたが込み入る前から知っていた人たちのカードです。
正位置
全体
過去が、やさしく戻ってきます。カップの6は懐かしさと再会、そして何も求めてこない素朴な喜びを運びます。古い友からの突然の連絡、子どものころの場所がまた大切になること、あるいは、これほど用心深くなかった自分を思い出すこと。それに養われてください。込み入らない気前よさを呼ぶカードでもあります。小さな贈りもの、帳面につけない手伝い、たまたま手にあるから渡す親切です。人生の早い時期の何かが、役に立つ形でいまへ戻ってくるかもしれません。甘さは受け取り、ただ永住はしないように。
恋愛
やわらかく、情の通う時期で、時には昔の人が再び現れます。かつての恋人が浮かび上がるかもしれませんし、いまの関係がより軽く親しい形にほぐれるかもしれません。空気は熱いというより穏やかです。見返りを期待しない小さな親切をしてみてください。過去から誰かが戻ってきたなら、しまい込んでいた記憶ではなく、いまの姿で判断しましょう。
仕事
かつての同僚や雇い主、昔の仕事の筋がまた現れ、多くはあなたに有利に働きます。古い縁に連絡する値打ちがあります。子どもに関わる仕事、教える仕事、受け継ぐ仕事、そして最初期の興味を呼び戻せる仕事にも味方します。最初に好きだったものから遠ざかっているなら、その一部を今の仕事へ連れ戻せないか考えてみてください。
金運
お金が過去の何かから来るかもしれません。返金、古い貸しの返済、家族からの支え、持っていたことを忘れていた品など。気前よさは恵まれ、とくに家族や子どもへの支出が向きます。ある感じを再現するためだけの、情に流された買いものは避けましょう。懐かしさは、とても高くつく買いものの手口です。
逆位置
全体
過去が、たまに訪ねる場所から、住みつく場所に変わりました。逆位置は、美しく整えられた記憶がいまの暮らしを見劣りさせている状態や、古い執着が新しいものの建設を止めている状態を描きます。より健やかな反対の姿を示すこともあります。ついに過去を下ろし、ある一点で大人になり、何年も語ってきた自分の子ども時代の物語を語るのをやめること。この記憶が何をしてくれているのかを見てください。慰めなら残し、隠れ場所なら、出口はいまここでの平凡な約束です。
恋愛
過去の誰かか何かが、場所を取りすぎています。いまの相手を昔の人と比べていたり、戻らない相手を待っていたり、この関係よりずっと前に始まった型を繰り返していたりします。もう一つの可能性として、古い執着を手放す支度ができていて、このカードはそれを支持します。記憶のなかの姿ではなく、目の前にいる本当の人に会いに行ってください。
仕事
かつての形にしがみついています。前の勤め先にせよ、古びたやり方にせよ。その懐かしさは分かりますが、同時にあなたをその場に留めます。技も期待も新しくしてください。もう一つの読み方として、この逆位置は、すでに越えた職業上の過去とのきれいな別れを示すこともあります。それはたいてい一か月ほど落ち着かず、その後の何年も正しい選択です。
金運
家族のお金、古い借り、子ども時代に身についたお金の癖が摩擦を生みます。早い時期に吸い込んだお金についての思い込みを眺め、いまの暮らしに合っているかを確かめてください。うしろめたさや情から貸すのは避け、長く引きずった貸し借りは清算して、関係を左右させないようにしましょう。古い取り決めは、見た目より変えやすいものです。
アドバイス
過去から届いた親切を受け取り、見返りを数えずに一度、親切を差し出してください。
アファメーション
私は来し方の甘さを携えます。そこに住み続ける必要はありません。


